システムズアプローチとは?

システムズアプローチとは、人の悩みや問題を「その人だけの問題」として考えるのではなく、人と人とのコミュニケーションや関わり合いの中で理解していく考え方です。
私たちは日々、家族、職場、学校、友人など、多くの人とのコミュニケーションの中で生活しています。
そのため、一人の言葉や行動は周囲に影響を与え、その反応がまた本人に影響を与えるというように、お互いが影響し合いながら毎日の生活が成り立っています。
システムズアプローチでは、このような「コミュニケーションのつながり」に注目し、より良い変化を一緒に考えていきます。
「原因」よりも「やり取り」に目を向けます
困りごとが起こると、「なぜそうなったのか」「誰が原因なのか」を考えたくなることがあります。
もちろん、その背景を理解することは大切です。
しかし、現在も続いている困りごとは、人と人とのやり取りの中で繰り返されていることも少なくありません。
例えば、
子どもが話をしない
↓
親が心配して何度も声をかける
↓
子どもはさらに話したくなくなる
↓
親はもっと心配になる
というように、それぞれが相手を思って行動していても、そのやり取りが結果として困りごとを続けてしまうことがあります。
システムズアプローチでは、このようなコミュニケーションの流れを一緒に整理し、新しい関わり方を考えていきます。
コミュニケーションが変わると、関係も変わります
人間関係は、一人だけで成り立っているものではありません。
そのため、一人の関わり方や受け止め方が少し変わることで、相手の反応が変わり、結果として関係全体が変化していくことがあります。
「相手を変える」ことではなく、「新しいコミュニケーションが生まれること」を大切にしているのがシステムズアプローチの特徴です。
このようなご相談に対応しています
- 家族とのコミュニケーション
- 夫婦関係
- 親子関係
- 子育て
- 職場の人間関係
- 学校での人間関係
- 医療・福祉・教育などでの支援
「人との関係」が関わる悩みに広く用いられています。
家族療法との違い
システムズアプローチと家族療法は似た言葉として紹介されることがありますが、少し役割が異なります。
システムズアプローチは、「人と人とのコミュニケーションや関係性を大切にする考え方」です。
一方、家族療法は、その考え方をもとに、家族というシステムに焦点を当てて行う心理支援です。
つまり、家族療法はシステムズアプローチを土台とした実践の一つと考えることができます。
当ルームのシステムズアプローチ
神戸ファミリールームでは、システムズアプローチを支援の土台としています。
「誰が悪いのか」を決めるのではなく、
- どのようなコミュニケーションが続いているのか
- どのような関わり方をすると新しい変化が生まれるのか
を一緒に考えていきます。
その視点を大切にしながら、ご本人だけのご相談、ご夫婦、ご家族でのご相談など、それぞれの状況に合わせた支援を行っています。
よくあるご質問
システムズアプローチは家族だけが対象ですか?
いいえ。
家族だけではなく、夫婦、職場、学校、友人関係など、人とのコミュニケーションが関わるさまざまな場面で活用されています。
コミュニケーションが苦手な人のための方法ですか?
コミュニケーション能力を身につける訓練というよりも、「現在どのようなやり取りが続いているのか」を一緒に整理し、新しい関わり方を考えていく方法です。
相手が相談に来なくても大丈夫ですか?
はい。
ご本人だけのご相談でも、関わり方が少し変わることで、人間関係や状況が変化していくことは少なくありません。
ご相談をご希望の方へ
人との関係は、日々の小さなコミュニケーションの積み重ねによって形づくられています。
だからこそ、ほんの少し関わり方が変わるだけで、状況が大きく変わることもあります。
神戸ファミリールームでは、人と人とのコミュニケーションを大切にしながら、一人ひとりに合った支援を行っています。
お気軽にご相談ください。
