「ひきこもり」でお悩みのご家族へ
ひきこもりの状態が続くと、ご家族もさまざまな不安や迷いを抱えることがあります。
- 「このままで大丈夫だろうか」
- 「どこまで声をかければよいのかわからない」
- 「外に出るよう促した方がよいのか、それとも見守るべきなのか」
- 「本人が相談機関に行きたがらない」
- 「家族として何ができるのかわからない」
こうした悩みを、ご家族だけで抱え続けてしまうことも少なくありません。
神戸ファミリールームでは、ひきこもりのご本人だけでなく、ご家族からのご相談もお受けしています。
ひきこもりには、さまざまな背景があります
ひきこもりの背景は一人ひとり異なります。
学校や職場での体験、人間関係、不安や自信の低下、生活上の変化、心身の不調など、さまざまなことが関係している場合があります。
また、長い時間をかけて現在の状態に至っていることも少なくありません。
そのため神戸ファミリールームでは、ひきこもりという状態だけを見て、「こうすればよい」と一律に考えることはしていません。
ご本人やご家族がこれまでどのような経験をしてきたのか、現在どのようなことに困っているのかを丁寧にうかがいながら、そのご家族に合った支援の方法を一緒に考えていきます。
ご本人が相談に来られなくても大丈夫です
「本人がカウンセリングを受けてくれないので、相談しても意味がないのでは」と思われる方もいらっしゃいます。
しかし、必ずしもご本人が来談しなければ支援を始められないわけではありません。
ご家族から現在の状況をうかがい、
- ご本人との関わり方
- 声のかけ方
- 家庭の中で起きているやり取り
- ご家族それぞれの考えの違い
- 今できそうなこと
などについて一緒に考えることができます。
ご家族の関わり方が少し変わることで、ご本人との関係や家庭全体の雰囲気に変化が生まれることもあります。
「外に出すこと」だけを目標にはしません
ひきこもりの状態にあると、「外出できるようにしなければ」「仕事をしなければ」「学校に戻らなければ」と考えやすくなります。
もちろん、そのような変化が大切になる場合もあります。
一方で、それを急ぎすぎることで、ご本人とご家族の関係がさらに苦しくなってしまうこともあります。
神戸ファミリールームでは、最初から一つの目標を決めるのではなく、
- 「家の中で過ごしやすくなった」
- 「以前より衝突が減った」
- 「本人の気持ちを少し理解できるようになった」
- 「ご家族の不安が少し軽くなった」
- 「家族との会話が少し増えた」
といった小さな変化にも目を向けます。
そのような変化を手がかりにしながら、今後どのような方向を目指していくかを一緒に考えていきます。
ご家族に合った関わり方を一緒に考えます
ひきこもりへの「正しい接し方」が一つだけあるわけではありません。
声をかけることが役立つ場合もあれば、少し距離を取ることが必要な場合もあります。
また、お父さまとお母さまで考え方が異なっていたり、きょうだいを含めた家族全体の関係が影響していたりすることもあります。
神戸ファミリールームでは、システムズアプローチや家族療法の考え方をもとに、ご本人だけでなく、ご家族の関係やコミュニケーションにも目を向けます。
「誰が悪いのか」「どの対応が間違っていたのか」を決めるのではなく、現在どのようなやり取りが続いているのかを一緒に整理し、少しでも変化につながる関わり方を探していきます。
このようなときにご相談ください
たとえば、次のような場合にご相談いただけます。
- ご本人が長期間、自宅で過ごしている
- ご本人がカウンセリングや相談機関を拒否している
- どのように声をかければよいかわからない
- 外出や就労を促すべきか迷っている
- 話しかけると怒るため、家族が何も言えなくなっている
- 家族の中で対応について意見が分かれている
- ご本人の将来が心配で、ご家族が疲れている
- これまでいろいろ試したが、変化が感じられない
- 医療機関や支援機関につなげた方がよいのか迷っている
「まだ相談するほどではないかもしれない」と感じている段階でも構いません。
ご家族だけでもご相談いただけます
神戸ファミリールームでは、ひきこもりについて、ご本人だけでなく保護者やご家族からの相談をお受けしています。
ご本人を無理に相談に連れてくることだけを目的にはせず、まず現在の状況を整理し、今できることを一緒に考えていきます。
ご本人の状態やご家族の状況に応じて、個別のカウンセリング、ご家族との面接、必要に応じた他機関との連携など、支援の形を考えていきます。
ひきこもりについてお悩みのご家族は、ご家族だけでもご相談いただけます。
